30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

前職の大学警備で書き残した事まとめ

来月から新職場という事で、前職の書き残しはそろそろ綺麗さっぱり片づけておきたいところ。そんなわけで、まとめて放出します。

事案

私の来る少し前に変死事案があったそうです。なんでも夜勤の巡回の時に個室のトイレに鍵がかかったままになっていて、中を覗いて見たら・・・というホラーのような話です。最初は怖がらせる為のからかいか、トイレ巡回を怠るなという戒め程度に思っていたのですが、先日職場のPCを弄っていたらその件のワードファイルがありました。詳しくは言えませんが、これは一生もののトラウマになりそうだな、とビビりました。一応事件性は無かったようです。

 

他には実習室の施錠をしに行ったらベッドの上で学生が〇〇〇していたとか。(それは遭遇したいような、したくないような・・・)
警備員も長くやっていればなにかしらそういう場面に当たる事はあるのでしょうね。私は無事平穏に終了できるのを願うばかりです。


管理職は朝が早い

夜勤は朝8時まで。7時半には交代の申し送りが始まるので、実際窓口に立つのはそれまでです。窓口業務の1つに鍵の受け渡しがあって、朝は最初にその部署(使用する部屋)に来た人に鍵を渡します。

 

それで何日か窓口に立ってみると、大体朝一番に来て鍵を受け取る人って決まっているんですね。そのほとんどはその部署のトップ。部長クラスの管理職でした。ちなみに鍵の返却も時間的に夜勤が対応して、当然その部署(部屋)の一番遅い人が返しにきます。恐ろしい事に、返却と貸し出しが同じ人のケースが多々ありました。前日22:00返却、当日7:00貸し出しとか。

 

15時間労働!警備員も大概長時間労働ですけど、ちゃんと寝てるのか心配になります。しかも管理職は年棒制でしょうから、残業代なんてものは出ないはず。全てを仕事につぎ込んでいる人生ですよね。そりゃあ、出世もするでしょう。私からしたら想像も出来ないですけど、20代の一時期だけでもそういう期間を過ごしてみたかった気持ちはあります。今はもう体も気力も持ちません。

 

30歳ぐらいの毎朝自転車で爆走してやってくる管理職の人が居て、物腰柔らかでいかにも好青年ってタイプですけど、内に秘めてるものは尋常では無い雰囲気はありました。言語化するのは難しいですが、なんとなく彼らに共通するタイプのようなものも見えてきました。成功者を毎日観察できるようなものですから、今後何かに活かせるかもしれません。

 

学生の休み

上の話と対比するようですが、学生さんのお休みについて。スクールバスの運行表を見て、休日日数を数えた事がありました。基本休講の日はバスが出ないので。そうしたら1年の内半分近く休みになっていました。春、夏、冬、GWに長期の休みがあり、羨ましい限り。(10年ニートだった私が言う事でもないけど)

 

偏差値的にも名前書けば入れるような大学です。学生もやる気は無いでしょうし、この方が嬉しいのでしょうが・・・ちょっと日本の将来が心配になりました。

 

国家試験のある看護学科は頑張ってる子が多いみたいで、閉門巡回の時残って勉強している子は大体看護科の女子でした。そして経済、経営学科は警備員からも評判悪いです。ガラ悪い率が高くて、無駄に教室散らかしていくから。ペットボトルとか菓子袋を散乱させて。残って勉強なんて見た事が無いですね。

 

国家試験合格率のマジック

これはよくある話なのかもしれませんが、初耳だったので。勤務先の大学は国家試験合格率を一つの売りにしています。確か100%近い合格率だったはず。やっぱり医療系の子たちは頑張ってるんだなと感心してました。しかし聞いた話によると、事前に模擬試験を受けさせて、そこで合格ラインに届かない人には試験を受けさせないそうです。

 

看護師、理学療法士言語聴覚士などの医療系試験は、所定の教育を受けていないと受験できません。多分、大学側が証明書を発行するんでしょうが、これを渡さないという事なんでしょう。模擬試験に落ちても、本番で合格できる可能性はあるだろうし、1年に1回の試験です。学生の人生にも大きく関わってくるはず。合格率(もちろん、模擬試験をパスして受験した人が母数)の為に学生のチャンスを減らすのは少し可哀そうに思えました。

役得

講義のプリントなんて持って帰らず、床に捨てていくレベルの大学なのは書いた通り。それがちょっとした役得に繋がって、巡回する時に講義のプリントを拾えるんですね。普通はそのままごみ箱に捨てるのですが、面白そうなプリントだったら、警備室に持って帰って夜番の間に読んでます。

 

経済、経営方面は適当に本を読む程度でちゃんと勉強した事が無い私から見てもレベルが低く得るものは無かったです。医療系や妖怪学など、知識が無い分野のものは面白く読めました。あと、新聞を何紙か取っているので、早朝は一面記事などチェックして少し時事に詳しくなれました。

シークレット記事について

以前意味深に書いたシークレット記事の件。

 

kennote.hateblo.jp

 

退職してから公開する言っておいて放置してました。しかし、改めて考えるとそのまま公開するのはちょっと無理かな、と。すみません。

 

一応、簡単にだけ書きます。

 

私がミスをして、それを隠蔽した(しようとした)のですね。その時はM氏と同勤でした。何事も無く過ぎてくれとの祈り空しく、勤務が終わる前に目敏くM氏に見つかって。私もそこで初めて気づいた風に対応しました。論理的には、私がやったという証拠は無く、昼勤の2名も含めた4名がほぼ容疑者です。ただし状況的にM氏の確率はほとんどゼロ。

 

M氏はその時はふーんぐらいに流してたので、このままスルーされるかと期待しました。しかし交代の時に、隊長にそれを報告。弁明するかのように、黙ってると自分が疑われるから、というような事を言っていました。確かにそれはその通りで、社会人の処世術を教わった気がしました。ここまでなら大した話でもありませんが・・・

 

その報告する時のM氏の喜々とした感じは忘れられません。彼の中ではほぼ私が犯人だと当てがついたのでしょう。隊長の他にも、来る人みんなに嬉しそうに報告。普段そういうキャラでは無いのに。甚振られている私は、当然針のむしろ。交代時間まで、隣に座った彼はずっと満足気な笑みを浮かべていました。

 

M氏の闇を見て、一番信用できる、やりやすい人だと思ってたけど、気を許したらいけないなと考えを改めました。その後は特に私に何か追及が来るわけでも無く、M氏との同勤も特に変わりなく。無事退職しました。

退職際の失策

勤務最終日、統括官に退職理由を聞かれました。一応、待遇という事は聞いているけど、合わない人とか居たか?と。最初は嫌な人は居ないと言うも、相手がやけに粘って聞いてくるものだから(それも親身な感じで)つい口を滑らせてしまいました。私の退職が発表された時、申し送り中なのにしきりに理由を聞いてきた人ですね。その人は主に昼勤だったので、特に影響も無かったのですが。

 

割と綺麗に辞められた事もあって、統括官や隊長からはまた職に困ったら来てくれと言われていました。でもこれでパーにしてしまった。というのも、こういう話は絶対伝わるだろうという確信があります。よりによって一番面倒な相手に。統括官も口が堅いタイプでは無いので時間の問題でしょう。

 

元々戻る気も無いですが、人生何があるか分かりませんし、自ら機会を潰す手は無いですね。募集が正社員待遇になっていたり少し待遇も上がっていますし。まぁ未熟だったとしか言いようがないです。

 

以上、長文失礼しました。時系列もバラバラで読み難かったと思います。書き残しを消化したい自己満足でした。前職の事はもうこれぐらいで書く事は無いですね。3か月とはいえ、やはり色々あったなぁと感慨深いです。いい事も悪い事もありましたが、理不尽な事は無く、全て良い経験になったと思っています。