30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

公認会計士について / 専門実践教育訓練

学歴、職歴の無いアラサーニートの一発逆転としても注目される会計士。私が興味を持ち始めたのは訓練校で簿記を勉強した辺りです。

 

公認会計士の「お仕事」と「正体」がよ~くわかる本』という本を借りて仕事内容にも興味を持ちました。監査法人ってネットでは退屈、踏み台と言った意見も多いですが、私は面白そうな業務だと思いました。

 

景気にも左右されますが、今なら30代職歴悲惨でも大手監査法人に就職できて、初年度から600万スタートですから、まさに人生逆転ですね。

 

以前書いた無職で会計士合格した人は32歳で職歴もほぼ無しの状態から大手監査法人に就職したようです。(迷惑にはならないと思うので書きますが、気になる人は"廃人日記 カフェオレ中毒"で検索してみてください)

 

kennote.hateblo.jp

 

今後は景気の雲行きが怪しそうですなので、今から勉強したとして2年後にどうなってるかは保証ない状態です。

 

キャリアパスも多いし、業務的にも惹かれるし、会計士の勉強自体も楽しそうだし、難易度は相当なものですが、本気でやれば正直自信はある。なので、私も・・・という気持ちはありました。

 

ただ、勉強するとなると、独学はほぼ無理というのが一般見解なので、スクールに通うか通信という選択になります。どちらも金銭的に無理。メルカリやヤフオクで中古の教材を買えば10万以下ですが、質問の権利も無いですし、一人でコツコツ2年間勉強継続できるかと言われれば、厳しそうです。

 

このような事情で断念しようとしたところに一筋の光が。雇用保険教育訓練給付金制度の中に専門実践教育訓練給付金という項目があります。この制度があまりにも大盤振る舞いでした。

 

指定の学校(会計士なら大原でした)に2年間通学する場合、学費の最大70%を還元。更にすごいのが、通学する2年間の間失業保険の80%が毎月給付されるのです!

 

例えば月収30万なら失業保険が月約18万。そこから80%なので14万4000円。これが2年間支給されます。

 

計算してみると、大原の学費が約150万円、そこから最低50%の75万+会計士合格で+20%の30万が還元。これにより実質自己負担は45~75万。

 

更に毎月14万が給付されるとすると2年で336万円。私は14万もあれば半分貯金できるので、ただ勉強してるだけで168万溜まります。そこから学費分を差し引いても100万円は残ります。

 

入学したらもちろん全力で会計士合格目指して頑張りますが、仮に駄目だったとしても傷になるどころか、貯金が出来るというどっちに転んでもという状況。強いて言えば年齢による正社員登用へのハードルが上がるぐらいですが、私の場合はそこの問題はさほど無し。

 

この制度を受ける条件は、初めて利用する場合は雇用保険を2年分貯める事です。よし、じゃあビルメンなんて言ってないで2年間働いてこれ一択じゃないか!となりますよね?

 

ところがこの毎月の給付金に関しては来年の春入校分を持って打ち切られてしまうのです!そして私はそれまでに2年分の雇用保険を貯める事は出来ません。元々時限措置だったらしいのでボーナス期間終了といったところでしょうか。

 

後1年早く働いていれば、或いは求職者支援訓練なんて行かないで即行で就職していれば・・・色々後悔はありますが、まぁ縁が無かったんだろうなという事で会計士に関しては9割方諦めています。

 

さて、前置きが長くなりましたが残り1割が昨日のハローワークでの用事に関わってきます。私が聞きたかった事は、この制度が延長される可能性は無いか、何か風の噂でも聞いていないか、という事です。

 

以前ビルメンの職業訓練雇用保険が無いと無理だと思って断念したのですが、月10万の給付金を受ける場合に限り、雇用保険無しで受講できるという裏ルール(調べた限り記載は無かったはず。ネットでもほとんど情報が無いので、最悪ハロワ担当者が間違っている可能性もありますが)みたいなのがありました。私は抜けている上に自己完結してしまうタイプなので、やはりプロに聞いてみるべきだと思いました。

 

それに対する回答は、裏ルールみたいなものは無い、延長されるという噂も聞かないとの事でした。ただ、この制度に関してはあまり詳しくなさそうでしたが。

 

もし仮に延長されるとしたら、私がビルメンの訓練に行く前の11月頃には情報が出ているだろうから、とりあえずそれまでは普通に就職して雇用保険を貯めつつ働く。そして延長の情報が出なければ諦めてビルメン、万一の僥倖があれば会計士に切り替えというスタンスが現状合理的なのではという事に収まりました。

 

ただ、延長される可能性については悲観的です。給付金の出所である雇用保険が、財政的にプールが無くなってきています。雇用保険の値上げ無しに制度を維持するのは難しそうです。政治的には現在政府は就職氷河期の支援に力を入れています。なので仮に延長があったとしても、35歳以上限定でその分の金は政府が予算を出すという形になるんじゃないかと。

 

という訳で自分には縁のない話だったかもしれませんが、今現在雇用保険が1年以上貯まっている読者がいましたら是非一度調べてみてください。会計士以外にも美容師とか看護師とか色々なコースがあります。

 

ちなみに会計士と比較される税理士については全く考えていません。その話はその内書くかもしれません。