30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

簿記試験の実際的なテクニック

たまには公益のある事を書こうと思ったのでいくつか。

主に講師の先生からのアドバイスでもあるので、信頼性も高いです。

一応3級の対策という事になりますが、2級でも使える部分はあると思います。

 

1.第3問、残高試算表か合計試算表かの確認は念を入れすぎるほどしっかりと

 

余裕で合格できる力がある人が落ちるとしたらまずこれが原因でしょう。第3問の試算表ですが、残高か合計かを間違えて書いてしまうと、ほぼ30点丸々失ってしまいますので、その時点で合格不可能レベルのミスになってしまいます。資料のほうは合計で、解答用紙は残高という紛らわしいパターンもあるので要注意です。解答用紙の見た目には差がなくて、上の文字が残高試算表か合計試算表かだけの違いなので、よくよく確認しましょう。

 

2.もし合計が合わなくても気にしない。初めから空欄にするぐらいの気持ちでよい

 

試算表や決算で借方貸方の合計が一致することは簿記の重要事項となっており、実務であれば合わないのは大問題ですが、試験においては別です。大体一発で合計が合わない方が多いのですが、その間違いを探すのは非常に手間で時間がかかります。しかも合計の欄は得点対象とならない事も多いので、頑張って修正しても無駄手間になってしまう可能性が高いです。なので、いっそ初めから空欄にしとくぐらいの気持ちで(特に合わないと心理的に気持ち悪い人は)時間が余ったらまた戻ってくるぐらいで十分です。私が第3問の模擬試験をやると合計含め5,6か所は間違っているのですが、それでも30点中21~27点ぐらいになります。なので数か所のミスは前提で、スピード重視の方が実践的だと思います。一応決算の方の純利益(損失)はほぼ配点が来るので、時間があれば決算優先で。

 

3.第1問、勘定科目の確認はしっかりと

 

これはできる人ほどハマる可能性があるのですが、試験では勘定科目は提示された選択肢の中から選ぶ事になっています。ただ慣れてくると一々確認せず、仕訳するようになります。ここに罠があって、例えば選択勘定に現金、当座預金が無く"現金預金"となっている可能性があります(低いですけど)当然その場合現金や当座預金で仕訳るとアウトなので気を付けてください。

 

4.時間短縮のための工夫

 

第3問の試算表は仕訳が20~30個あるので真面目に仕訳を書いていては時間がかかります。メモ用紙は提出するわけでもないので、できるだけ効率化しましょう。例えば

仕入れ100 現金100 

と書くなら数字を中央にだけ書く方式で

仕入れ100現金

と短縮します。また、勘定科目を簡略化して、当座預金→T 買掛金→kなどとして更に短縮します。試験問題は数字の桁数が多く、下3桁はゼロになることが多いので、ーで統一する (例 10000→10- 45500→45.5ー)というのも有効です。どうせ一発で合計は合わないので、見直しに時間はいくらあっても足りません。

 

5.当日は周りの電卓の音が超うるさいので、神経質な方は注意

 

これについては対策も何もないのですが、そういうものだと覚悟しておきましょう。電卓に恨みでもあるのかという勢いですごい音を立てて叩いている奴が周りに大体1人はいます。しかも音だけならまだしも、机がチャチなものだと、隣の人の電卓を叩く度に振動まで伝わってきて、最悪の状況になります。昔は耳栓を付けて挑むこともできたそうですが、現在は予め覚悟をしておくほかありません。

 

いよいよ今週末が試験ですが、受験する方が実力を発揮できますよう、ご武運をお祈りしております。