30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

減価償却の話

暇にあかしてもう1本

昨日は減価償却の講座があったのですが、実は楽しみにしていました。前々からマネー系の本を読むのは好きで、そこによく減価償却という言葉が出てきたからです。

金持ち父さんも言ってましたね。なんか上手く使えば有利になる制度だという話なんだけど、いまいち理解できなかったところでした。

 

簿記で勉強したらなんとなくですが、理由が見えてきた気がします。おそらく帳簿上の価値と現実の価値の間にズレがある時、上手く利用すれば得できる(節税効果?)ということでしょう。

 

例えば車の耐用年数は普通車で6年、軽自動車で4年となっています。もし普通車を600万で買ったら1年ごとに100万円ずつ価値が減っていき、4年後には減価償却で帳簿上200万円の価値になっています。なお6年目はゼロになりそうなものですが、車は耐用年数が過ぎたら新車の0.2倍の価値に固定されるようです。(この辺も現実無視ですね)

 

ただ車の寿命って6年よりは明らかに長いですし、私は車関係詳しくないので例を挙げられず恐縮ですが、そこそこいい車が4年で1/3の価値にまで減る事ってそんなにないのではないでしょうか。車は新車から中古になった瞬間の落差が大きいという話を聞きますので、中古車の減価償却ならより実感できそうです。

 

ここから財テク的な事を思いつきます。

 

例えば自分一人のマイクロ法人(マイクロ法人も財テクの話でよく出てきますね)を作って法人名義で車なり何かを買います。その後減価償却で程よく価値が下がってきたところで、帳簿価格での買取という形で法人から個人に移せば、タイムラグはあるものの最初から個人名義で買うより大分得するのではないでしょうか。そもそも車ならそのまま会社名義で使ってとけばいいとは思いますが。

 

後は減価償却は費用という形で計上できるので、その分帳簿上の利益を差し引く事が出来ますね。ただこれを財テクとして使うのは個人の域ではなく企業の側でしょう。例えば2つ以上会社を持っていて、ある会社の利益を(見た目上)減らしたいから減価償却が終わっていない物をその会社の所有に移して費用を計上するとか。

 

簿記3級レベルの素人考えですが、こうやって現実のマネーの話に結びつけてみると面白いですね。