30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

静寂

このアパートに越して来てからずっと求めていたものを手に入れました。昼は雨音、夜は虫の鳴き声だけが響く静寂、静謐、泰平。私にとって何よりも価値のあるものです。

 

kennote.hateblo.jp

 

ずっとこの状態が続くなら家賃を1万円上乗せしてもいいとさえ思えます。もし、契約更新のタイミングだったら交渉してみてもいいかもしれませんね。月5000円余分に払うから、隣に人入れないでくれと。現在空き部屋率も高いのでWin-Winの提案になるかもしれません。大家と管理会社が別なのでちょっと面倒かもしれませんが。

 

数年前、隣人問題で部屋を変えてもらったのですが、移った先でまた同じ状態だったら酷いので、事前に付近の住民に聞いて調査しました。「今度引っ越して来るつもりですが、変な人やうるさい人は居ないですか?」と手土産持って聞いて回りました。

 

引っ越し先の隣人に直接聞いたら、面倒が起こったり、遠ざける為に嘘を言われるかもしれないので、ちょっと離れた辺りの人に。チャイム押して回りましたが、出て来てくれたのは1人だけ。まぁ予定の無い来訪者なんてほぼ営業(ここネット回線の営業すごく多い)なので残当ですけど。

 

その人の話ではとりあえず大丈夫そうでしたが、情報も少なく祈るような気持ちでした。それが今の部屋なんですが、その時は左隣のうるさい住人は居らず。その代わり右側の人が夜中に壁をカリカリやってるような音を出していて、思わず壁ドン。この時はベッドが右隣に隣接していました。

 

翌日、私らしからぬ迅速さで家具移動サービスを呼んでベッドの位置を入れ替えて左隣にしてもらいました。1年後この選択が仇となる事を知らずに・・・

 

業者が家具を移動している最中、右隣の人がペットボトルのアイスコーヒー手土産に訪ねてきました。なんでも猫を飼っているとのこと(ペットOKだっけ?)夜中のカリカリ音はそれだったのですね。まぁ悪い人じゃなさそうだし、もうベッドの位置も変えたので、壁ドンしてしまった非を詫びて穏便に対応しました。

 

お返しに何か渡そうと思ったけど、渡せるものがウィスキーぐらいしかない。ちょうどオールドのジョニ黒をまとめ買いしてあったので、ちょっと釣り合わないけども、引っ越しの挨拶代わりにと思って渡そうとしたら「お酒は飲まない」と。

 

その内改めて手土産持って挨拶に行こうとは思っていたのですが、結局その人と顔を合わせたのはその時が最後でした。表札見る限り今も住んでいると思いますが、生活音も少ないし、偶然顔を合わすこともないので、存在感の無い、私にとってはありがたい住人です。

 

その内書くと言ってた右隣の人との事はそれぐらいです。静かな環境というのは、建物の防音性はもちろんですが、やはり人に依存するところが多いと思います。ただ、それはもう運次第になってしまいますね。事前に住民に聞いて回っても、後からうるさい人が引っ越してきたらそれまでですし。

 

なんかシステム的に上手く環境を整えられないのかなぁとは思います。静音PCならぬ静音アパート。絶対需要はあるはず。クレームが来たら、管理会社が調査してNGのラインだったら追い出すとか、複数の住人からクレームが来たら追い出すとか、家賃と別に静寂環境維持費みたいなの取るとか。(家賃に含まず、露骨に別枠で上乗せする方が威圧感ありそう)

 

まぁでもその辺を予め契約書面にしてたとして、そう簡単に出ていってもらう事は難しそうですが。日本は借地借家法によって賃借人が保護され過ぎてるので、家賃滞納以外では迷惑住人と言えどそうそう追い出せないですし。金持ち父さんを読んで大家に興味を持った時も、人口減少と共に、この大家に不利な法律の存在を知って、興味を失った事があります。

 

借地借家法民法の特別法になるから、最初に出ていってもらう契約を交わしたとしても、借家人保護が優先されて無効になってしまうかもしれません。今、事故物件を検索できるサイトがありますが、迷惑住人を検索できるサイトもあればいいですね。