30代職歴無しニートの就活奮闘記

怠惰系ニートがようやく重い腰を上げました

FP3級 受験記

遅くなりましたが26日の受験記を。当日朝7時に起床。試験は10時からで20分前の9:40分集合です。余裕を持って朝風呂に入って、持ち物を確認し7:40頃出発しました。

 

とりあえずバスで駅前まで。その間に最後の仕上げで直前の過去問を解きました。学科は51/60で85%、実技は18/20で90%と納得のいく仕上がり。試験に自信を持つことができました。

 

当日まで勘違いしていたのですが、試験開始が9:30だと思い込んでいました。なので余裕が出来て駅前の店でモーニング食べ放題を。これが仇となるとは知らずに・・・

 

パン、生野菜、ゆで卵、コーヒーがセルフサービスの店ですが、お腹いっぱいで眠くならないようにパン1枚、卵2個、野菜たくさんでカロリー控えめ腹8分ぐらいの量にセーブ。

 

食事中近くの席で娘夫婦と60代ぐらいの母が遺産相続の話で揉めていました。なんとか祖母の遺産にありつきたい娘夫婦VSビタ一文やらんという母の構図。法律的には孫まで遺産は回らないので、そこを曲げてもらう為には遺言書を書いてもらうしかありません。母の方は頑なだったので、この後おばあちゃんに媚びにいくのかなぁとか考えてました。ちょうどFPの試験日に面白いものが見れたと縁を感じました。

 

さて、時間になってバスに。予定通りなら10分前に到着する予定でした。この時点でもギリギリですが、バスの本数が少なかったので。しかしバスに乗って10分ほど経った辺り、腹具合に異変が。生野菜摂り過ぎたか。大学まで残り15分程度。結構強烈だったので我慢できるか際どいところです。

 

とはいえバス内ではどうしようも無く、頑張って耐えていると、地下鉄とマックが見える停車場に。誰も降車ボタンを押しておらず通過しようとしたところに、瞬間的な判断で、「すみません、降ります!」とバスから脱出。そして限界までの早歩きでマックに突入。祈りながらトイレに駆け込みました。運よく開いていましたが、もし閉まっていたら女性用に緊急避難させてもらうつもりでした。FPの受験票も有るし最悪切り抜けられたとは思います。

 

トイレに座りながらスマホで地下鉄のダイヤを確認。これも運よく、大学前までの電車がありました。電車が無理ならタクシーのつもりでしたが、大通りじゃないので拾えるか分かりませんからね。

 

10分以上トイレに篭ってから、地下鉄に。7分待ちの状況だったので、念のためにもう一度トイレ。大学でトイレに行く時間は無いですから。

 

大学に着いた時はもう10:20に。入口にFP試験の案内人みたいな人がいたので、一緒に受験教室まで同行してもらいました。迷ってる時間は無いですから。もし私の後で来た人がいたら申し訳なかったです。

 

教室に着いた時は携帯は切ってましたが、多分25分前後。入口に居た試験監督員に受験票を見せて教室に。出席率は85%ぐらいでしょうか。若い女性が多かったですが、中年おじさんもぽつぽつ。60越えの人はあまりいませんでした。退職金運用の勉強で需要があるかと思いましたが。

 

席について早速試験問題を開きました。学科の第1問から始めましたが、最初の4問ぐらいがいきなり分かりません。どうにか勘で答えて、そのまま進めていくも全体的に難しい問題が多く、〇×問題30問中自信を持って解答できたのは13問しかありませんでした。

 

三択問題の方は一部難しい問題もありましたが、全体的にはまずまず。30問中絶対合っている自信があるのは17問でした。

 

60問解き終わった辺りで、試験開始から1時間が経ち退出許可のアナウンスが入り、ほとんどの人がその時点で退出していました。私も軽く見直して5分後に退出しました。

 

合格点は60%なので、36問正答しなければなりません。自信があるのは50%の30問ですが、後は確率の問題で、12問分は上乗せされる見込みです。そうなると42/60で70%ですが、"絶対合っている所"の判定はかなり厳しくしたので、確率以上の正答はあると思い学科は大丈夫と安心していました。

 

実技の試験までは2時間ほどあるので、大学を散策。馬鹿と煙はなんとやらで大学の一番高いところに上って日向ぼっこしていました。昼食は、腹具合が心配なので試験後に。

 

時間が近くなって、また会場に行こうと、屋上から館内に入って、エレベーターで下に降りて1階の自動ドアを・・・開かない!

急いでまた屋上まで戻り、屋上から外側の階段を下って、会場の席に着くと集合時間から5分ほど遅刻していました。幸い、周りは参考書を見てたりしたので遅刻感はありませんでした。開始10分前に問題が配られました。

 

午後の問題は、特段言う事も無い標準的な問題でした。不動産分野など、いくつか分からない問題もありましたが、想定内の捨て問です。30分ぐらいで全問終わりました。確実に合っている箇所は20問中12問。60%を確保できたので安心しました。 

 

帰りのバス内で、解答速報をチェック。午前(学科)は正誤2択が5ミス、3択が7ミスで48/60の80%。午後(実技)は5ミスで15/20の75%。結果的に7~8割の得点で合格するというプランにぴったりハマった感じです。

 

(とりあえずここまでが実際的な受験記です。以下論評など)

 

 今回の試験を講評すると、学科が結構難しかったです。これまで、学科実技とも8割程度の合格率でしたが、今回は少し下がる可能性が高いと思います。学科で諦めて実技放棄した人は分母から取り除かれるのであれば実技の合格率は例年通り8割ぐらいでしょう。資格試験にはある時期から合格率を意図的に下げるという事もありますが、FP検定の場合競争相手がいるので、今回下がったとしても一時的なものでしょうね。

 

勉強は主にネットのFP3級ドットコムでの過去問演習でしました

 FP3級ドットコム - 過去問題を徹底解説

 

解説が詳しく、時期や分野別に出題を制限できるし、成績表もグラフで見やすいので使いやすいです。私は最初買ったテキストの読み込みからやりましたが、不要でした。テキストを真面目にやると範囲が広くて大変ですが、過去問をある程度やると頻出問題が体感で分かってきます。

 

学科の300問をやった時点で合格ラインに届いたと思います。実技は知識のベースは学科と同じなので学科の後にやってみたら既に合格ラインでした。実技はライフプランニングの分野が出やすいので、学科でもそこを重点的にやるとコスパがいいです。

 

勉強時間はテキストを3時間、学科の過去問を300問5時間。実技の過去問を1時間30分。直前の過去問を2回2時間30分。合計約12時間でした。


勉強を始める前に試しに直前の過去問をやって、学科が39/60、実技が11/20でした。結構出来てるように見えますが、確率上学科4割、実技3.3割は適当に書いても正解するし、学科は実力以上に運で得点しました。ボーダーも6割と低いので、ワンチャン無勉で行けなくもない感じはしました。ただ、ノー勉で試験受けてたら今回は間違いなく落ちてました。暗記しなければならない数字が結構あるので、毎日日経新聞読んてるようなビジネスマンでも、無勉受験はやや厳しいかもしれません。

 

kennote.hateblo.jp

 

私は今回自己啓発的に受験しました。お金の話が好きだったので。ただ、自己啓発的に受験するには無駄が多いと思いました。

 

kennote.hateblo.jp

 

FP3級の受験で得られるものの多くは、制度の知識です。こういう制度、法律がありますよと。それに付随して多少の経済、金融知識という感じ。こういったものは頑張って暗記しても、数年後には変わっていたり、新しく追加されていたりするので、寝かせていたら使えなくなります。今は、いろんな制度をお得に利用しよう!という感じの本も結構出ているので、そういう本をいくつか読んで知識を蓄えるのも手軽で良いと思います。

 

私は昔、橘玲氏の『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』を読んで、制度をお得に使うという意識が芽生えました。ニートから復帰する時も、ただ普通に就職するより、公的な引きこもり支援とかを使えばお得に、有利に社会復帰できるのではないかと考えて、給付金付きの求職者支援訓練を見つけました。この制度の事は最初から知っていたわけでは無いですが、10年ニートという強属性(笑)ならば"何かあるはずだ"と直感して制度を探し始めました。

 

知識自体も有用ですが、知識よりも自分はこういう状態なんだから多分何か利用出来る制度があるのでは?との考えが浮かべば、具体的に調べる事はいくらでも出来ます。なので制度の数字を細かく覚える事にそこまでの意義を見出せませんでした。例えば何か事業を始めるとしたらやはり公的な支援金制度を探すでしょう。それは今具体的にどんな制度があるか知りませんが、調べ始めればすぐに分かってくることです。

 

ちょっと否定的な事も書きましたが、FP3級は0からでも30時間程度で受かる資格なので、決して学習のコスパは悪くありません。かなり捨て問を作っても大丈夫なので、事業者用の内容が多い不動産分野など興味の無いところは切り捨てて勉強をする手もあります。

 

私が勉強して良かった事の1つが、複利の計算式を知れた事です。72の法則とかは知っていましたが、ちゃんとした計算法を知らなかった事に自分でも驚きでした。後は電卓で累乗する方法ですね。試験中はど忘れして結局1年ずつ足していきましたが(笑

 

FPは2級まで受けるつもりでしたが、当分は保留にします。合格発表は3月6日なので、一応ご報告します。

 

最後に、これまで書いていませんでしたが、今回FP協会で受験しました。きんざいとの比較もしましたが、どちらも大差無しと判断して合格率が少し高かったFP協会の方を選びました。迷うなら受験地で決めても良いぐらいだと思います。